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小さくても手間はかかる
作業する内容や規模にもよりますが、ワンポイントの刺繍をアクセントにTシャツやカバンで刺繍する際、小さくても1時間ぐらいはかかるかもしれません。
刺繍は丁寧な作業がなければきれいに仕上がらないため、小さくても手間はそれなりに必要です。クロスステッチやランニングステッチなど、難易度の低いステッチを使って刺繍する場合でも、仕上がりのことを考えると急いで作業するのは良いことではありません。
たっぷりと時間をかけて、製作する手間暇を楽しんでください。大きなものになると、作品全体の複雑さも上がるため、1~2週間かかるような作品もあります。
その場合、一日にどれだけの時間を当てられるかにもよるでしょう。集中できる時間にも限界があるため、刺繍自体を楽しめるようになる事もあって、一日1~2時間のペースでじっくり製作に取り組む方がおすすめです。
作業時間を計ってみる
ご自身の作業ペースを知りたい場合、実際に縫ってみて時間を計るのも一つの方法です。刺繍によっては、作品の規模や目の細かさ、いくつのステッチで構成されているかを表記しているものもあります。
キットのように始めからすべて付属していて、あとは作業するだけのようなものには、大抵は目安の作業時間が記されているでしょう。
これらの条件と自分の作業スピードを掛け合わせるだけで、おおよその作業時間を計算できるはずです。例えば、刺繍布の10マスをクロスステッチで縫う場合、どれほどの時間が必要でしょうか。
ストップウォッチで計ってみて、30秒で終わるとすれば、かなり速い方です。1分もかかるようであれば、一般的に「作業時間」として表記されているものより、さらに時間が必要となるでしょう。
仮に速くできたとしても、作品の完成までそのペースを維持するのは難しいでしょう。作品が大きくなればなるほど作業の量も増えるため、休憩や集中力の低下などを考慮すると、やはり時間はかかります。
丁寧さと仕上がりの質は比例する
時には、コーチングステッチによる文字の刺繍などを行う機会もあるかもしれません。文字刺繍が綺麗に仕上がったとしたら、ハンドメイドでオリジナルの製品を作る自信もつくでしょう。
コーチングステッチで、微妙な曲線を多数含む筆記体などの文字を刺繍する場合、作業は思っているより時間が必要となるものです。
丁寧に取り組む事によって、それだけきれいな仕上がりとなるため、ここは作業時間を気にするよりも、とにかく納得いくまで丁寧に作業してみましょう。
速い作業時間よりも、きれいに仕上がった作品の方が、満足感を与えてくれるものではないでしょうか。